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メンテナンスの基本は洗車です。
バイクは雨でも走ることができ、野ざらしにも保管できるので汚れや水分に強いイメージを持たれるかもしれません。
しかし、洗車をしないままでいると車体はダメージを持ったまま走り続けることになります。
今回は洗車をしないといけない理由と洗車方法について解説します。
バイクを洗車しないとどうなるのか
バイクを洗車しないといけない理由は、以下の通りです。
車体が錆びてしまう
バイクの車体は金属製の部分が多く、水分や塩分によって錆びやすいです。錆びた車体は見た目だけでなく、強度や安全性にも影響します。
錆びを防ぐためには、定期的に洗車して汚れや湿気を取り除く必要があります。
パーツの故障
バイクのパーツは、エンジンやブレーキなど重要な機能を担っています。しかし、汚れや砂埃が付着すると、パーツの動きが悪くなったり、摩耗や破損の原因になったりします。
パーツの故障は、バイクの性能低下や事故のリスクを高めます。パーツを清潔に保つためには、洗車時に念入りに洗浄し、必要に応じて潤滑剤や防錆剤を塗布する必要があります。
塗装の劣化
バイクの塗装は、紫外線や雨などの外的要因によって劣化しやすいです。
塗装が劣化すると、色あせやヒビ割れが発生し、バイクの美観を損ないます。また、塗装が剥がれると、車体が直接ダメージを受ける可能性もあります。
塗装を保護するためには、洗車後にワックスやコーティング剤を塗る必要があります。
以上の理由から、バイクを洗車しないといけないことが分かります。
バイクを長く乗るためには、定期的な洗車が大切なのです。
バイクの洗車手順
バイクの洗車手順を説明しますね。適切な手順に従うことで、バイクをきれいに保ちながら、その状態を長く維持できます。
準備
洗車に必要なものを揃えましょう。必要なものには、水、バケツ、洗剤、スポンジ、ブラシ、マイクロファイバーの布、ワックスなどがあります。
予備洗い
水でバイク全体を洗い流し、大きな汚れや砂を取り除きます。
洗剤の使用
洗剤をバケツの水に混ぜて泡立てます。スポンジや布を使って、バイクの表面を優しく洗いましょう。強くこすりすぎると塗装を傷つける可能性があります。
特に汚れがひどい部分の洗浄
ブラシを使用して、チェーンやエンジン部分など、特に汚れがひどい部分を洗浄します。
すすぎ~拭き上げ
洗剤をしっかりとすすぎ落とします。洗剤が残っていると、塗装にダメージを与える恐れがあるのでしっかりすすぎましょう。
拭き上げはマイクロファイバーの布を使用して水分を拭き取ります。自然乾燥よりも拭き取る方が、水アカの防止になります。
コーティング
最後にワックスをかけると、塗装の保護と光沢が出ます。
これらの手順に従うことで、バイクはきれいに保たれ、長期間にわたってその状態が維持されます。
水を使わない洗車手順
マンションやアパートなどの集合住宅では、水を使った洗車は難しいと思います。
コイン洗車場でキレイにしたいところですが、手軽にできる水なし洗車に挑戦してみましょう。
必要な用具を準備する
水を使わない洗車には、ドライクリーナー、マイクロファイバークロス、ブラシ、ポリッシュ剤、ワックスなどが必要です。
表面の大きな汚れを取り除く
ブラシを使って、バイクの表面から大きな汚れやゴミを除去します。これは塗装を傷つけないための重要なステップです。
ドライクリーナーを使用する
ドライクリーナーをバイクの表面に均等にスプレーします。これは汚れを浮かせ、拭き取りやすくするためです。
マイクロファイバークロスで拭く
マイクロファイバークロスを使って、優しくバイクの表面を拭きます。汚れを塗装にこすり付けないように注意しましょう。
細部のクリーニング
小さなブラシや歯ブラシを使って、細かい部分や隙間の汚れを落とします。
これらの手順を実施することで、水を使わずにバイクをきれいに保つことができます。
水を使わない洗車は、通常の水洗い洗車よりも時間と手間が少なく5分ほどで十分です。